主に鍼灸整骨院での鍼灸・電気・マッサージ治療業務をしていました。来院された患者さんの症状に合わせての健康保険での電気・マッサージ治療を行い、痛みなどの症状が強い方には自費での鍼灸治療をご提案して施術していました。また患者さんの身体状態により来院が困難な場合は往診業務も行っていました。

結婚したこともありこのままの給与では低く、今後のことを考えると厳しいため転職を考えました。また業務や社風にはやりがいと満足感はありましたが10年勤めたこともあり、マンネリ感があり新しいことに挑戦したいという気持ちがあったこともあり転職を考えました。

往診業務は続けたかったです。もともとスポーツをやっていたこともあり１つの場所で業務をしているより、いろいろな場所に動きまわって業務をしている方が自分に合っていたからです。

紹介された3つの企業に面接にいきましたが、その中で給与面で条件に当てはまりそこからさらにいろいろな手当てがつくのが魅力的でした。また勉強会も積極的に行っているというのも魅力的なこともあり入社を決めました。

店舗での鍼灸・マッサージ・矯正などの施術が主な業務になります。それに加えて受付業務や店舗の清掃業務もあり、日によっては他店舗へのヘルプもありました。

転職の際の面接の時点で業務の終了時間は遅くなることもあると教えていただいていましたが、思っていた以上の残業時間の長さと残業になる日数でした。さらに勉強会などは業務の後にあるため帰りは終電や終電がなくなってしまう時間になります。
また定時から30分の残業はみなし残業扱いで残業代がつかない決まりになっていたり、面接時に聞いていた手当はもうすでに基本給の中に含まれている扱いになっていて最初に提示された給与にまたつくわけではないということでした。
またこちらの企業は自費の矯正治療を特に推していて、とにかく矯正治療の回数券やフリーパスを売ることが先行している売上至上主義的なところがあるため体育会のような雰囲気があるところです。

グループ企業の整骨院であるため基本的に施術は全部決められたやり方で進めることになるのですが、中にはその施術が合わないのに、決まりでその施術を行わなければいけない症状や状態の方がいたことです。
そのような方がいた時は、私はできるだけ鍼灸を薦めるようにしていました。鍼灸はまだそこまで決まりがあるわけではなかったので自分の経験ややり方で施術していくことでそのような患者さんの症状を軽減することができました。

今までとはまた違った環境であったため、知らなかった知識や技術を学べることにやりがいを感じました。

失敗です。

給与が上がったことや知らなかった知識や技術を学べることは転職前の希望が叶いましたが、企業全体の売上至上主義的な雰囲気や治療方針が合わなかったからです。また転職後に子供ができたこともあり、今の残業時間では子供のことを妻に任せきりになってしまい、それは嫌だと思ったからです。

患者さんの数を診ていくとどんどん上の役職にいけるので、給与を上げたい方やキャリアを積みたい方はやりがいと楽しさを持って仕事できるのではと思います。

初めての転職ということもあり、早く転職しなくてはと焦って紹介された企業の中である程度の条件が合っている企業を選びましたが、実際に自分が希望している仕事やこの先の人生でどうなっていきたいかを考えて企業を決めていかなければ転職は成功しないと学びました。
この転職活動の時も焦らずもっとじっくり転職先を探すべきだったと思います。